守安 理樹

出身高校:茨城県立土浦第一高等学校

研究テーマ

分散型サニテーションシステムの持続可能性評価のためのフレームワーク構築

研究概要

排泄物を安全に管理するための多段階バリアであるサニテーションシステムの中でも、下水道を用いず現場で管理を行うものを分散型サニテーションシステムといい、主に発展途上国で多く用いられている。この分散型サニテーションシステムの持続可能性を、経済的合理性、環境保全、及び社会的包摂の観点から評価するために、ライフサイクル影響評価手法、及び定量的微生物リスク評価のアプローチを用いて、システム全体での直接費用(経済的合理性)、温室効果ガス排出による環境影響(環境保全)、使用者やサニテーション従事者の健康リスク(社会的包摂)の3点を「費用」という同尺度で表現する。そして、これらの持続可能性に関わる要素に基づく最適な分散型サニテーションシステムを数理最適化によって計画するためのフレームワークを構築する。

学会発表

  1. 持続可能な分散型サニテーションを実現するためのフレームワーク構築
    守安理樹、大石若菜、佐野大輔
    第16回廃棄物資源循環学会東北支部&第12回日本水環境学会東北支部合同研究発表会
    2025年1月25日、東北大学大学院環境科学研究科本館
  2. 分散型サニテーションシステムにおける持続可能性向上のためのフレームワーク構築
    守安理樹、大石若菜、佐野大輔
    東北大学土木懇談会2024
    2024年11月8日、東北大学・災害科学国際研究所多目的ホール
  3. 分散型サニテーションシステムにおけるヒト健康リスクと温室効果ガスによる経済的負荷推定のフレームワーク構築
    守安理樹、大石若菜、佐野大輔
    令和5年度土木学会東北支部技術研究発表会
    2024年3月2日、岩手大学